An another side of FERRY

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[参戦記]ダイスフォージ練習会(7/11)

みなさん、こんばんわ。FERRYです。久しぶりの裏面の更新ですが、ダイスフォージの練習会に行ってきましたので、内容の振り返りと考えたことをつらつらと書いてみたいと思います。都内某所で参加者5人、1人抜けキープで合計7戦の対戦を行いました。4人戦だと1ゲーム1時間超になりますので、終わった後はへとへとでしたが、今回もいろいろ気づきのある練習会になりました。主催のうりはりさん、対戦いただいたみなさん、ありがとうございました。

ところで、今回の練習会で出た話なのですが、ラウンド1の金量は5金以上が望ましいですよね。鍛造する場合、3金のフェイスと2金のフェイスを2枚つけられるので、お金重視のY4・Y3、カードを買う赤&青リソース重視のR1・B1、追加行動に必要な赤を重視しつつ、高価格帯のフェイスを狙うためのお金もケアするR1・Y3など、5金あることで、サプライに沿った選択肢が取れます。一方、4金の場合、2枚鍛造の場合は、B1・Y3しか選択肢が無く、4金のフェイス1枚だけを買う場合は、上振れを狙ってY6フェイスを買うことになると思いますが、手数的には勿体ないです。青が1以上あれば、鍛造の代わりに先に拡張(青1)しておくなり、鹿(青2)しておくなりして、次のラウンドに3枚以上鍛造することで、遅れを取り返すアプローチも可能ですが、いずれにせよ展開が厳しくなってしまいます。

せっかくなので、1番手から4番手まで、ラウンド1に5金が出る確率を計算してみました。
1番手は、5金出る確率が約55%と、番手有利な分低い確率になるような調整になっています。ほぼ2回に1回5金出ないというのは、結構ショッキングな数字かもしれません。
次に、2番手の確率は大きく改善し、約75%の確率で5金でます。4回に3回の確率ですね。6金出る確率も30%とそこそこあるので、4金フェイスを重視したい場合は、4金・2金フェイスの2枚鍛造できるのは大きいかもしれません。
3番手と4番手の5金以上確率は、ほとんど変わらず85%程度。7回に6回は5金出る感じです。大きく変わるのは7金以上が出る確率です。3番手では17%しかないのに対し、4番手では36%程度と倍増しています。7金でれば、3金・2金・2金フェイスの3枚鍛造も可能ですし、4金・3金フェイスの2枚鍛造もできますので、取りたい戦略に対する自由度が上がります。

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以下、文中表記の凡例です。
 凡例;Rは赤・太陽、Bは青・月、Yはお金、Gは勝利点フェイス
 凡例;XYはX+Yの効果のフェイス、X/YはXorYの効果のフェイス、X・Yは、XのフェイスとYのフェイスを鍛造

第1戦 1番手から順に144-166-127(FERRY)-160 4位
セットアップ;初級

ラウンド1;鍛造Y3(2)・Y4(3)
ラウンド2;鍛造R1(3)・R/B/Y(4)
ラウンド3;獲得拡張(青1)、鍛造R2(8)
ラウンド4;獲得鹿(青2)、獲得賢者(赤1)
ラウンド5;獲得鹿(青2)、鍛造G4(12)
ラウンド6;獲得鹿(青2)、鍛造B2G2(12)・B1(3)
ラウンド7;獲得ハンマー(青1)、獲得スフィンクス(赤6)
ラウンド8;獲得ゴルゴーン(赤4)、獲得化け蟹(青6)
ラウンド9;獲得スフィンクス(赤6)、獲得化け蟹(青6)

所感:今回試してみようと思っていた、初手お金2枚鍛造です。R2へのアクセスを含めて、高価格帯フェイスへのアクセスを優先したり、3枚以上の鍛造で手数を圧縮する狙いです。しかし、鹿3枚取った割には、ダイスの作りこみが甘く、効率よくリソースを貯めることができない構築になってしまっていました。ヒュドラを取れていないのは、出目のあやもありますが、鹿特化する場合は、裏のダイスを勝利点で固めて終盤はそちらのダイスを鹿で使うなど、メリハリをつけるようにしなければなりません。客観的には、賢者で毎ターン3金削られるのに、お金がそんなに出ないダイスになっているので、フェイス強化で後れを取り、なおかつ、カード得点も出せなくなってしまったのかなと思います。

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第2戦 1番手から順に164-118(FERRY)-179-153 4位
セットアップ;青6をセンチネル、赤6をキュクロプス

ラウンド1;獲得拡張(青1)
ラウンド2;鍛造R1(3)・B1(2)・R/B/Y(4)
ラウンド3;獲得x3(青5)、鍛造Y3(2)・Y4(3)
ラウンド4;獲得賢者(赤1)
ラウンド5;獲得賢者(赤1)、鍛造G3(8)、G3/Y4(5)
ラウンド6;鍛造G3(8)
ラウンド7;獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド8;獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド9;獲得冥府の渡し守(青4)

所感:一人最下位独走のストレスフルな1戦。初手拡張で、お金を残しつつ、ラウンド2に一気に3枚鍛造を狙う動きを試してみました。3枚の選択をR1・B1・R/B/Yの3枚にしてしまったので、ラウンド3でお金が出ず。Y3・Y4を入れるものの、R2フェイスを手に入れることができず、じり貧になってしまいました。勝利点フェイスへの移行が早かったのもまずかった点でした。

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第3戦 1番手から順に122-129(FERRY)-110-136 2位(盤面57点、カード点72点)
セットアップ;青6をセンチネル、赤6をキュクロプス、赤3を守護神の盾、赤5青5をテューポーン

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;鍛造R1(3)・Y4(3)
ラウンド3;獲得鹿(青2)、獲得拡張(青1)
ラウンド4;鍛造R2(8)・B2(6)
ラウンド5;獲得キュクロプス(赤6)
ラウンド6;獲得キュクロプス(赤6)、獲得鹿(青2)
ラウンド7;鍛造B2(6)、獲得テューポーン(赤5青5)
ラウンド8;獲得守護神の盾B(赤3)、獲得センチネル(青6)
ラウンド9;獲得奈落の鏡(赤5)、獲得冥府の渡し守(青4)

所感:1年前、大会前後に覚えた、R1・Y3の初手から、オーソドックスに伸ばしていく構築です。青が少し弱かったのもあって、ラウンド5&6の獲得がキュクロプスになっているあたりが弱い感じですが、フェイスを6枚しか換えていないので、テューポーンを買えたとしても点数低めの状態でしたので、青フェイスをもう少し早く入れておきたかったところです。獲得はそれなりに順調に進んでいたので、内心これは勝てたかな?と思っていたのですが、4番手の方に捲られてしまいました。この時、4番手の方がどんなルートを選んでおられたかは気になるところです。

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第4戦 1番手から順に149-146-132-128(FERRY) 4位(盤面43点、カード点85点。写真みると、盤面点45点ありましたね^^;)
セットアップ;赤5青5をプロモ有ヒュドラ、赤4をトリトン、青4をケルベロス

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;鍛造Y6(4)、獲得拡張(青1)
ラウンド3;鍛造R2(8)・Y2B1(4)
ラウンド4;鍛造R2(8)・B2(6)、獲得ハンマー(青1)
ラウンド5;獲得29点ヒュドラ(赤5青5)
ラウンド6;獲得26点ヒュドラ(赤5青5)
ラウンド7;獲得スフィンクス(赤6)、獲得ハンマー(青1)
ラウンド8;獲得トリトン(青4)、獲得ケルベロス(青4)
ラウンド9;獲得x3(青5)、獲得守護神の盾Y(赤3)

所感:こちらもオーソドックスなR1・Y3の初手から、ラウンド2にY6フェイスを確保。出目は記録していませんが、ラウンド3、ラウンド4の鍛造がかなり爆裂しているので、何回か6金が出たものと思います。ヒュドラも2枚獲得して、順調だったはずですが、4番手の悲しみか、ラウンド8&9で、勝利点を稼ぐルートが先細りしてしまい、十分に勝利点を稼ぐことができませんでした。赤4バニラと青4バニラが変更になっていたのもありますが、カードが順調に売れていく展開になると、どうしても最終ラウンドの3番手・4番手あたりは得点行動に苦しむパターンがよくあります。その点、リソースが厳しくなることから、カードが残りがちになる3人戦がベスト?という意見も「わかる」という感じです。

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練習会参加が5人だったので、ここで抜け番で一回お休み。1ゲーム70~80分くらいのペースだったので、だんだん疲労も溜まってきます。

第5戦 1番手から順に185-123-178-122(FERRY) 4位(盤面92点、カード点30点)
セットアップ;赤5青5をプロモ有ヒュドラ、青6をセンチネル、赤6をキュクロプス、(赤2が箱舟だったはず)

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;鍛造Y6(4)・Y4(3)・B1(2)
ラウンド3;獲得賢者(赤1)、獲得拡張(青1)
ラウンド4;鍛造R2(8)・Y3/G2(5)、獲得ハンマー(青1)
ラウンド5;獲得鹿(青2)、多分追加で鍛造Y3/G2(5)
ラウンド6;獲得妖精(赤1)、多分追加で鍛造G3(8)
ラウンド7;獲得キュクロプス(赤6)
ラウンド8;獲得センチネル(青6)
ラウンド9;獲得奈落の鏡(赤5)

所感:ラウンド5とラウンド6はどうしちゃったんでしょうか、、、。記録が残ってないのですが、青が少なすぎて、カード点を稼ぐには圧倒的にリソース不足だったのだと思われます。キュクロプスは最近、気になっているカードです。しっかりお金ダイスを作ってから取ると、ヒュドラに負けず劣らずポイントゲッターとして勝利点を稼いでくれるのですが、特化したフェイス張替をする必要があります。1個のダイスにお金を集めると、どうしてもお金が出過ぎてしまうので、ハンマーで勝利点を取りながらキュクロプスの確保を目指す、赤+金特化戦略はありうるかもしれません。

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第6戦 1番手から順に131-136-145(FERRY)-137 1位(盤面73点、カード点72点)
セットアップ;赤5青5をテューポーン、赤3を守護神の盾、青4をケルベロス

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;獲得守護神の盾R(赤3)、
ラウンド3;鍛造R2(8)・B1(2)
ラウンド4;鍛造RBYG(12)、獲得拡張(B1)
ラウンド5;鍛造B2(6)、獲得守護神の盾B(赤3)、
ラウンド6;獲得守護神の梟(赤2)、獲得ケルベロス(青4)
ラウンド7;獲得テューポーン(赤5青5)
ラウンド8;鍛造G3(8)、獲得テューポーン(赤5青5)
ラウンド9;獲得化け蟹(青6)、獲得化け蟹(青6)

所感:この日唯一の勝ち試合。R2、B2を守護神の盾でまかないつつ、勝利点も稼ぐ、赤・青特化戦略だったのですが、お金フェイスは初手のY3しか買っていません。これでラウンド3で8金+2金フェイス、ラウンド4で12金フェイスを買ってるのは、チートですね、、、。守護神の盾も20点くらい稼いでくれましたし、テューポーンも24点、25点出力でしたので、上手く回せたと思います。

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そんなこんなで、練習会のレポートでした。最近、ボードゲームアリーナ(BGA)のゲーム一覧にダイスフォージが加わったので、オンラインでも対戦を楽しむことができます。パソコンはもちろん、スマホからでも十分に操作できる作りこまれたUIで、プロモカードも揃って実装されている充実ぶりです。セッティングに時間のかからないのも魅力で、4人戦1ゲームが30分前後で終わるくらいの感じです。ダイスフォージ興味ある方がおられましたら、そちらでも是非対戦いたしましょう。ではでは~。