An another side of FERRY

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[参戦記]ダイスフォージ練習会(9/23)

みなさん、こんばんわ。FERRYです。またまたダイスフォージの更新です。前回のダイスフォージ練習会から2カ月を経て、再び都内某所で参加者4人、合計6戦の対戦を行いました。主催のうりはりさん、対戦いただいたみなさん、ありがとうございました。

ダイスフォージと言えば、ひっそりと拡張「Rebellion」の発表があったようです。フランス語とドイツ語の記事が多いのですが、youtubeにもフランス語の動画が上がっていて、ギミックがわかるようなカードやダイスやマーカーなどのコンポーネントの様子がわかります(クリックすると該当の時間に飛びます)。BGGなど、複数サイトをチェックすると、2019年の2月頃に発売との情報が目につきます。まだまだ半年先の話なのでどうなるかわかりませんが、楽しみに待ちたいですね!

youtu.be

対戦記録以外にも、多少Tipsをお届けしたいということで、今回は盤面点とカード点のお話です。今回の6戦の1位の得点は、138、172、188、182、178、184と、サプライとダイスの出目にもよりますが、170~180くらいを狙える構築が必要になってきます。一つにはダイスをどこまで作りこんで、どこから点数行動に移るか?という見極めもあるのですが、カード点は均等に分け合うと100点に届かない場合がほとんどのため、180点を狙うためには盤面点でも80~100点程度を狙っていきたいとういことです。大熊(青2)や、ニュンペー(赤1)などわかりやすい盤外点リソースがあれば良いのですが、それ以外の場合だと、最初からついていてるG2フェイスでは、押しのけ考慮せずにゲームを通しての期待値が12点(=2点x1/6x4回/ラウンドx9ラウンド)、鍛冶神のハンマー(青1)を表裏使っても25点と、盤面点が50点を超えないケースがほとんどです。これを補うためには、それなりの期待値が出せる段階で、G3(8)や、G4(12)、Y3/G2(5)などの勝利点フェイスを付ける必要がありますが、G3フェイスで10点出そうと思うと20回ダイスを振る機会が必要(10点=3点x1/6x20回)であり、銀月の雌鹿(青2)やスフィンクス(赤6)などによるブーストが必要です。
というわけで、今回FERRYは盤面点を上手く稼げなかったという反省があるので、改めて、いかにして盤面点とカード点のバランスを取りながら両方を稼ぐかを意識していきたいと思います。


さて、今回の対戦記録です。なかなかアクションだけ記しても、いまいち効果的な振り返りにならないのが苦しいところですが、エッセンスを取り出して、次回につなげていきたいです。

以下、文中表記の凡例です。
 凡例;Rは赤・太陽、Bは青・月、Yはお金、Gは勝利点フェイス
 凡例;XYはX+Yの効果のフェイス、X/YはXorYの効果のフェイス、X・Yは、XのフェイスとYのフェイスを鍛造

第1戦 1番手から順に121-119-126(FERRY)-138 2位
セットアップ;初級

ラウンド1;鍛造Y4(3)・R1(3)・B1(2)
ラウンド2;獲得拡張(青1)
ラウンド3;鍛造R2(8)・Y2B1(4)、獲得鹿(青2)
ラウンド4;獲得スフィンクス(赤6)、獲得隠れ兜(青5)
ラウンド5;獲得スフィンクス(赤6)、鍛造Y2/R2/B2(12)
ラウンド6;鍛造Y3/G2(5)・G3(8)、獲得冥府の渡し守(青4)
ラウンド7;獲得荒ぶる精霊(赤1)、獲得ヒュドラ(赤5青5)
ラウンド8;獲得化け蟹(青6)、獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド9;獲得化け蟹(青6)、獲得ミノタウロス(赤3)
盤面20点+カード106点の126点。
鍛造4手8枚
 ダイス1;R2、R1、R1、B1、Y2B1、Y2/R2/B2
 ダイス2;G3、G2、B1、Y4、Y3/G2、「X3」

初級セットアップは、一番プレイしている回数も多いので、ある程度自分の中の定石っぽいものもありはしますが、ほぼほぼ全てはダイス目によるゲームなので、初手でしっかり金量出していきたいところです。と、思いながら確認してみると、三番手でなんで8金出てるんですかね?同卓のみなさんすいません。多分、最初のセットアップを間違っていたのだと思います。申し訳ありません。他にも、このゲームではありませんでしたが、フェイスを付け替えている間に、祝福したかどうか曖昧になってしまったケースがあったり、ちょっと処理の正確性を欠いていたなと思います。以後、気を付けます。
ラウンド3にR2フェイスを入れて、鹿をとったあたりまでは良い流れだったと思いますが、全体的にスローな流れの中、ラウンド6にG3とY3/G2を入れた割には盤面点が20点しか取れておらず。もう少し伸びても良かったかな~という1戦でした。勝利点フェイスが出てない反面赤青リソースは豊富にあったはずですし、お金の受け皿を入れておらず、最終的にお金は16金溜まって溢れている状態でした。勝利点行動という意味では、ラウンド6の青4バニラ獲得がミスプで、ハンマーにしておくべきだったかなと思います。青4バニラ獲得のおかげで、ラウンド7で無理矢理赤1妖精を取って、青を補充しながらヒュドラを獲得しているので、いろいろ歪が拡大してしまった感じです。
ラウンド6の鍛造Y3/G2、G3は、その後ラウンド開始の祝福が13回、化け蟹で合計4回振ってるので、少なくとも17回振る機会がありましたが、期待値14+1/6点(=(2点x1/6+3点x1/6)x17回)と、初期ダイスのG2フェイスと合わせても期待値26点なので、やはり、盤面点を取りに行く意識が薄かったと思います。

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第2戦 1番手から順に153(FERRY)-172-166-164 4位
セットアップ;青3を頑強なる猪、赤3を守護神の盾、赤5青5のヒュドラにプロモを加えたセット

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;鍛造R1(3)・Y3(2)・B1(2)
ラウンド3;獲得猪(青3)
ラウンド4;鍛造R2(8)・Y1/R1/B1(4)、獲得守護神の梟(赤2)
ラウンド5;獲得青盾(赤3)、獲得ハンマー(青1)
ラウンド6;鍛造Y3/G2(5)・Y4(3)、獲得拡張(青1)
ラウンド7;獲得ヒュドラ(赤5青5)
ラウンド8;獲得ハンマー(青1)、獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド9;獲得冥府の渡し守(青4)、獲得ゴルゴーン(赤4)
盤面69点(内ハンマー35点)+カード84点の153点。
鍛造4手9枚
 ダイス1;R2、R1、R1、R1、B1、Y1/R1/B1
 ダイス2;G2、Y4、Y3/G2、Y3、Y3、「青盾」

ラウンド2の鍛造が疑問手。この時は7金+1青だったので、拡張(青1)のみ入っておく手もあったかもしれないですね。赤盾を狙っていたので、R1をもう1個つけたのですが、その段階で青1を赤側のダイスにつけてるあたり良くないです、、、。結局青盾を買ったのですが、5勝利点を期待しにくい構成になってしまいました。赤4バニラと青4バニラがあったので、赤ダイスと青ダイスを完全にわけた方がよかったですね。赤盾が取れなかった時にどうするか?獲得は青盾ではなく緑盾の方が良かったのではないか?など、まだまだ考える余地がありそうです。
また、ハンマーは15金で10点、30金で25点だと考えると、ダイス2側期待値約2金で1枚完了に15振り必要。2枚完了させるには、さずがに無理があった感じでした。また、点数効率は4金3回+3金6回の9回で25点だとすると、G3フェイス9回(27点)よりも効率は悪いので、改めてダイスの成長とダイスを作り終わった後の金量の活用について、整理して考えてみたいと思います。

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第3戦 1番手から順に158-133-188-161(FERRY) 2位
セットアップ;赤1をニュンペー、赤2を星の船、青3を頑強なる猪、赤3を守護神の盾、赤6をキュプロクス、赤5青5のヒュドラにプロモを加えたセット

ラウンド1;鍛造R1(3)・Y3(2)
ラウンド2;鍛造R1G1(4)・Y3(2)・B1(2)
ラウンド3;鍛造R2(8)・B1(2)、獲得ニュンペー(赤1)
ラウンド4;獲得青盾(赤3)、獲得鹿(青2)
ラウンド5;獲得拡張(青1)、鍛造B2(6)・Y3/G2(5)
ラウンド6;獲得冥府の渡し守(青4)、獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド7;獲得冥府の渡し守(青4)、獲得ヒュドラ(赤5青5)
ラウンド8;獲得ゴルゴーン(赤4)
ラウンド9;獲得猪(青3)、猪(青3)
盤面64点+カード97点の161点。
鍛造4手9枚
 ダイス1;Y3、R2、R1、R1、R1G1、「青盾」
 ダイス2;B2、B1、B1、B1、Y3/G2、G2

ダイスフォージ4人戦4番手あるあるの最終ラウンド満足に得点行動できませ~んの闇に飲まれた1戦でした。
ラウンド6にヒュドラではなく、青4バニラ+赤4バニラから取っているのは、ニュンペー2枚持ちのプレイヤーが青を残し気味で動くのに対して、先に青4の得点源を枯らしておく意図でした。ラウンド6からラウンド7の青4バニラ+ヒュドラあたりにかけては理想の得点行動だったのですが、ラウンド9で猪2枚で8点しか取れていないのがこたえました。4番手は、それ自身はどうしようもないので、最終的に15金も余っているお金を得点に換える意識をもう少し早く持っておくべきでした。今回はサプライに賢者(赤1)は無かったので、ラウンド5の鍛造をG3・Y3/G2で一回貯めて、ラウンド678のどこかでB2鍛造をはさむアイデアもあったかもしれません。
全体的にG3を差す意識が低く、差したとしてもタイミング遅かった感が強いので、もう少し必要なリソースの流れを意識したいところです。

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第4戦 1番手から順に165(FERRY)-182-166-151 3位
セットアップ;赤1をニュンペー、赤2を星の船、青2を大熊、青3を頑強なる猪、青4をケルベロス、赤6をキュプロクス、赤5青5をデュポーン

ラウンド1;獲得拡張(青1)
ラウンド2;鍛造Y1/R1/B1(4)・R1(3)・Y3(2)・B1(2)
ラウンド3;獲得ニュンペー(赤1)
ラウンド4;鍛造R2(8)・B2(6)・Y3(2)、獲得熊(青2);ニュンペー2VP
ラウンド5;鍛造B2(6)・Y4(3)、獲得ニュンペー(赤1);ニュンペー2VP、熊6VP
ラウンド6;獲得キュプロクス(赤6)(+8VP);ニュンペー8VP
ラウンド7;鍛造G3(8)・Y3/G2(5)、獲得ハンマー(青1);ニュンペー8VP、熊6VP
ラウンド8;獲得化け蟹(青6)、獲得キュプロクス(赤6)(+8VP);ニュンペー8VP、熊3VP
ラウンド9;獲得ケルベロス(青4)、獲得ゴルゴーン(赤4);ニュンペー8VP、熊6VP
盤面117点(内ハンマー10点)+カード48点の165点。
鍛造4手11枚
 ダイス1;R2、R1、R1、B2、Y1/R1/B1、「猪」
 ダイス2;B2、Y4、Y3、Y3/G2、G3、G2

ダイスフェイスもたくさん換えていたのに、デュポーンを獲得できなかったのが痛恨。ラウンド6の段階ではフェイス10枚交換だったので、それでも26点。ニュンペーの勝利点を気にして青を使うことに気遅れしたのと、ラウンド7でリソースが回復せず、カード点が伸びなかったのが響きました。
熊とニュンペーの盤面点は、1枚目のニュンペーが20点、2枚目のニュンペーが16点、熊が21点と、それぞれ20点前後の働きをしていました。今回はハンマーが二周目完了しなかったのですが、ダイスの期待値的に、ラウンド7の1番手での購入だと、20金出るか出ないかくらいですから(10/6で11回)、まぁ、さもありなんという感じです。

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第5戦 1番手から順に178-174-171(FERRY)-125 3位
セットアップ;赤2を星の船、青2を大熊、青3を頑強なる猪、赤4をトリトン、青4をケルベロス、青6をセンチネル、赤5青5をデュポーン

ラウンド1;鍛造Y4(3)・R1(3)
ラウンド2;鍛造Y1/R1/B1(4)・R1(3)・Y3(2)
ラウンド3;鍛造R2(8)・B1(2)、獲得熊(青2)
ラウンド4;獲得奈落の鏡(赤5);熊3VP
ラウンド5;獲得拡張(青1)、獲得ハンマー(青1);熊3VP
ラウンド6;鍛造G2B2(12)、獲得デュポーン(赤5青5)(+9VP);熊6VP
ラウンド7;獲得デュポーン(赤5青5)(+9VP);熊6VP
ラウンド8;獲得スフィンクス(赤6)、獲得ミノタウロス(赤3);熊3VP
ラウンド9;獲得センチネル(青6)、獲得トリトン(赤4);熊6VP
盤面113点(内ハンマー25点)+カード58点の171点。
鍛造4手8枚
 ダイス1;R2、R1、R1、R1、B1、Y1/R1/B1
 ダイス2;B1、Y4、Y3、Y2B2、G2、「奈落の鏡」

ラウンド9でトリトンの獲得で得られたトークンを6金として使って、ハンマー2周目達成できくらいギリギリでしたし、リソースも赤3、青2余っている程度でしたので、リソースに余裕はありませんした。熊も27点取れていますし、他に勝利点フェイスに途中に差し替えるなど、あまり上積みの余地は残っていなかったかなと思います。この対戦は、熊2枚のプレイヤーにできるだけ得点機会を与えないように考えながらプレイできたので、接戦の3位にはなったものの、上手く立ち回れた感は強い内容でした。
ただし、R1を2回取っているのが最終のフェイスを見ると弱い感じなので、R1(3)のかわりにY4(3)を取って、もう少し上のフェイスを積極的に取りに行ったあと勝利点フェイスに換えるなど、工夫できたかも知れません。

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第6戦 1番手から順に131(FERRY)-184-178-138 4位
セットアップ;赤3を守護神の盾、赤4をトリトン、青6をセンチネル

ラウンド1;鍛造Y6(4)
ラウンド2;鍛造R1(3)・B1(2)・Y3(2)
ラウンド3;鍛造R2(8)・B1(2)・Y3(2)、獲得拡張(青1)
ラウンド4;獲得鹿(青2)
ラウンド5;鍛造R2(8)・B2(6)、獲得ハンマー(青1)
ラウンド6;獲得スフィンクス(赤6)、獲得鹿(青2)
ラウンド7;鍛造Y3/G2(5)・G3(8)、獲得スフィンクス(赤6)
ラウンド8;獲得ヒュドラ(赤5青5)、獲得冥府の渡し守(青4)
ラウンド9;獲得冥府の渡し守(青4)、獲得トリトン(赤4)
盤面47点(内ハンマー10点)+カード84点の131点。
鍛造5手11枚
 ダイス1;R2、R2、R1、R1、B2、Y3/G2
 ダイス2;B1、B1、Y6、Y3、G3、G2

前回の参戦記にも書きましたが1番手の5金率は55%程度なので、ほぼ2回に1回は初手4金でのスタートを余儀なくされます(第4戦につづいて2回目)(なお、20回に1回は3金スタート)。第4戦のように青1が出てれば、初手拡張から入ってラウンド2に鍛造を頑張る道もありますが、今回はY1・G2の出目だったので、鉄板のY6(4)スタートです。6金フェイスは合計4回でたのですが、前半に固まってしまって、ラウンド5の1番手で入れたハンマーが2周完了しないていたらくでした。
前半出遅れたこともあって、鹿を多めに入れて、リソースダイスと勝利点ダイスにを振り分けることを考えましたが、ジリ貧で点数伸びずに1位と53点差の4位でした。鹿の2枚目も弱かったですし、次のラウンドでスフィンクスをもう一枚取ってしまっているので、鹿の分のリソースを残しておいてヒュドラを早く獲得する方向に向かった方がよかったかもしれません。

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というわけで、2位、4位、2位、3位、3位、4位と、1回も1位を取れずじまいで終わってしまいました。うーん、悔しい。
個人の課題としては、勝利点フェイスを上手く使って、得点を底上げしていくという明確なテーマが持てましたので、オンオフ問わず、研鑽をつみたいと思います。

今年は、、、ダイスフォージ、、、日本選手権、、、あるのかな~~~? チラッ、チラッ。