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Dota Auto Chess / Auto Chess Mobile Queen帯の戦略分析(勝ち筋拝見)

こんばんわ、FERRYです。AutoChess楽しいですね!

スマホ版AutoChessも、Android版の正式リリースに続いて、ios版もリリースされました。

FERRYのシーズン1は、06/08現在スマホ版のビショップ5でのたうち回っているところです。勝率10%、3位以内率が30%前後で推移しており、もう一皮むけて、ランクを上げていきたいところです。

そこで、強い人の戦績を調べて、自分のプレイに反映させたいと思い、こちら[Varena Auto chess: Autochess Stat, Ranks and Guides]で、QUEEN帯の三人に絞って、シーズン1の戦績を調べてみました。DotaAutoChessとAutoChessMobileでは、すでに駒単体の性能や、シナジーの内容、追加駒の有無、使用停止中の駒の有無など、かなりの範囲で小さくない差が生じていますので、AutoChessMobileプレイヤとしては、そのまま鵜呑みにはできないかと思いますが、プレイのヒントくらいはつかめないかな?ということで、以下、見ていきたいと思います。

まずは、サイトから、勝負が決まるラウンドまで、その盤面構成で戦ったことが確定しているという意味で、各プレイヤが1位か2位を取った時のデッキの内容を、駒単位で調べて、どんな構築をしていたのか記録しました。気になった対戦は、ラウンド単位で遡って、駒の取捨選択をみてみました(記録は大変なので割愛)。
3人分を調べてみてわかったのは、好みもあるのでしょうが、構築は人それぞれということでした。OP.GGで盤面構成の戦闘力を数値化して出してくれたりするみたいなので、そちらで参照してみれば、もっといろいろなことがわかるのかもしれませんが、まずは全体の傾向をまとめてみます。


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共通数値化指標:レベル10率 48.3% / ★3駒率 19.9% / ★1駒率 8.7%

1人目の方は、他の方に比べてゴブリンでの勝利が多く(というか、他の二人はほとんどゴブリン6を狙っていない)、それ以外はウォーリアビーストをメインに戦う感じの構築です。
★3駒率は、ドルイドを主軸として構築する場合に高くなりがちですが、あまりエルフ6を組まない関係上、多少低めです。一方で、★1駒率は8.7%と、他の方に比べると多目です。
また、今回調べて個人的に一番新しい気付きがあったのはレベル10率です。いままでは、がむしゃらにレベル10を目指していたようなところがあったのですが、この方のレベル10率は48.3%と、1位か2位を取る場合でも、半分はレベル10まで到達せずにゲームが終了しています。
もう少し詳しく、レベル9でゲーム終了した時の★3駒率/★1駒率とレベル10でゲーム終了した時の★3駒率/★1駒率を比較してみます。
 レベル 9終了時:★3駒率 25.2% / ★1駒率 8.9% / 平均ラウンド数 37.2
 レベル10終了時:★3駒率 14.3% / ★1駒率 8.6% / 平均ラウンド数 39.5
★1駒率にはそれほど差が見られないものの、レベル9で終了する時の★3駒率がレベル10で終了する時の倍くらいあります。ゲーム終了のラウンド数にそこまで大きな差がないことから、レベルを9→10に上げるのに使うお金と、★2→★3に上げるお金との選択をしている、と言ってよいでしょう。平均終了ラウンドの2ラウンドの差が、★3駒を作れたことで相手のプレイヤーHPをその分速く削ることができたことに起因するのか否かの評価は難しいですが、作りたい盤面構成のシナジーによって、9駒で完結するシナジーであれば★3を強く意識する方がよく、10駒必要なシナジーであれば、レベル上げに専念するのが良いと言えそうです。


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共通数値化指標:レベル10率 25.0% / ★3駒率 38.4% / ★1駒率 4.9%

2人目の方は極端にエルフしかしない方で、この2人目のサンプルを調べた段階で、今回の調査が実り多きモノになると確信することができましたww ★3駒率はドルイド主軸である関係で極めて高く、1人目の方の倍近くあります。
エルフ3以上の構成になっているのが26/36=72%。1位2位を取っている内の4回に3回はエルフという結果です。そこで、全26回のエルフの内訳をみると、

 1回 エルフ6ハンター3アサシン3ナーガ2
 6回 エルフ6アサシン3ビースト2
 2回 エルフ6アサシン3
 4回 エルフ6ハンター3ビースト2
 5回 エルフ6ハンター3
 1回 エルフ6ハンター3ナーガ2
 2回 エルフ6ビースト2

 0回 エルフ3ハンター6
 2回 エルフ3アサシン6
 1回 エルフ3ハンター3ビースト2ナーガ2
 1回 エルフ3ハンター3ナーガ2
 1回 エルフ3ハンター3

ポイントはハンターかアサシンかに関わらず、エルフ6ビースト2が26回中、約半数の12回あることで、ドルイド4体で★3を作ってエルフ6につなげていくストーリーが見えてきます。エルフ6におけるハンター:アサシン比は、11:9で多少ハンターが多い傾向。エルフ6にアサシン2はほぼほぼ含まれるでしょうから、アサシンの方が付けやすいかと思いましたが、ハンターで追加するメデューサ and/or タイドハンターの性能が段違いに高いので、ハンターを狙いに行く。ということなのだと思います。
ちなみに、圧倒的に強そうなシナジーのエルフ6ハンター3アサシン3ナーガ2の時は2位に終わっており、かつ、この時は★3が2個しかありませんでした。エルフ6を狙っていく上では、如何にドルイドで★3を速く揃えるかがカギを握っていそうです。

レベル10率が圧倒的に少ないので、参考になるかわかりませんが、1人目と同じレベル毎の指標は以下の通りとなります。レベル10まで上げてる時は、ドルイド4体で★3が出来ていないことを示唆するデータですね。

 レベル 9終了時:★3駒率 44.0% / ★1駒率  3.0% / 平均ラウンド数 35.3
 レベル10終了時:★3駒率 22.2% / ★1駒率 11.1% / 平均ラウンド数 38.6


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共通数値化指標:レベル10率 37.9% / ★3駒率 20.1% / ★1駒率 3.7%

3人目の方は、★3駒率は1人目の方とほぼ同等で、レベル10率が10%程度低い感じです。★1駒率は半分くらいなので、レベル10に上げるよりも、★1→★2にお金を使って戦力の底上げを図ることを優先する方針のようです(終盤、★1の駒はすぐ死んでしまいますし、、、)。
同じように、レベル9終了時とレベル10終了時の★3駒率の差も4%程度で、1人目の方ほどの差はなく、こちらも★2駒→★3駒意識が高めであることが伺えます。

 レベル 9終了時:★3駒率 21.6% / ★1駒率 3.9% / 平均ラウンド数 36.3
 レベル10終了時:★3駒率 17.8% / ★1駒率 3.6% / 平均ラウンド数 38.9

この方は、ドルイドをあまり使わず、エルフも単独ではほとんど使いません。ビーストウォーリアがメインではあるのですが、目を引くのはアサシン6です。集計した範囲ではアサシン3は無く、1位2位にたどり着いているのはいずれもアサシン6。かつ、エルフ3はほとんどアサシン6との組み合わせで付いてる感じです。
ハンターについても、ハンター6まで集めているケースがハンター3よりも多く、2段階目のシナジーを狙って、一点豪華主義を好まれるようです。
その他、メイジ3が比較的多いのですが、エレメンタル2と組み合わせることが多く、雷のエレメンタルを軸にした構築が伺えます。また、メイジの組み合わせ先はウォーリアであることが多く、オークメイジは2回のみでした。


というわけで、3人分の戦績を調べて感じたことをまとめます。
・レベル10に上げることにこだわる必要は無い。
・非エルフ構築の★3駒は少なくとも1~3個を目安として目指す必要がある。(★3駒無しで2位以上になっているのは7/94)
・エルフ構築時は、ドルイド4体の★3駒が重要で、少なくとも3個以上を目安として目指す必要がある。
QUEEN帯でも、勝ってる構築は人それぞれなので、好みの手筋を貫くのが良い。

ということで、引き続き、シーズン1でのルーク帯到達を目指して、頑張りたいと思います。

楽しいAutoChessライフを~~~。



↓分析に用いたデータです!
AutoChessデータ解析_QUEEN帯戦略.xlsx - Google ドライブ