いやー、これ難しいな
表のブログは読者をイメージしたり、記事を練りこんだり、内容を反芻して、文章の構成をいじったり、いわゆる「記事」を書いていますが、こちらは、日記テイスト(誰かに読んでもらうことを想定していない)でお送りしています。
読んでもらうことを想定していないなら、書かなきゃいいじゃんって話なのですが、そこはそれ、とりあえず、意味はわからなくても、飛び込んでみるというアプローチで進めていくのです。
表のブログのカウンターウェイトになっていればそれでいいので。
ということで、ある日突然、このブログはばっさり消えるかもしれません。
[読んだ本の話]ユリイカ11月号 森博嗣特集
Q:ワタシにとって森博嗣とは?
A:大きな矢印、指し示す人
------------------
昔から推理小説好きではありましたが、ガッツリとはまったのは、京極夏彦、森博嗣ぐらいのいわゆる新本格ブームのしばらく後に出てきた作者さんの頃です。
やっぱり犀川先生が抜群にかっこよかった。複数の人格が脳内学級委員会をやるような描写も好きだったし、まったく本筋以外で、科学者とは?みたいに語るセリフがあるのも好きだった。ちゃんと覚えてないですが「50年後、100年後のことを考えられるのは科学者だけだよ」みたいなセリフにググッとしびれます。
絵本以外のほぼ全てのシリーズを読んでますが、今回のユリイカを読んで、始めて知ったような仕掛けもありました。真賀田四季関係の仕掛けは知らなかったので、もう一回読まなきゃですし、前々から知ってた、スカイクロラシリーズの仕掛けも、実体験するために、もう一回読まなきゃですし、時間がいくらあっても足りないですね。
たぶん「臨機応答・変問自在」に書かれていた、ヴァチェラーとマスターとドクターそれぞれに進む意義みたいなのが、それを読んだ当時非常に心に染みて、できれば高校時代か、大学時代にそれを読んでいれば、いろいろ懊悩せずにすんだのにな、と思ったりもしました。